感動中国100 新疆ウィグル自治区の記事一覧
地域別 index
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第74回
世界の屋根と氷河パミール高原・パンロン古道・ムスタク氷河
慕士塔格(ムスタク)氷河は標高7546mの慕士塔格(ムスタク)峰にある。氷河の先端があるところは、平均海抜は4700~5000mほどで、景区玄関から専用車で氷河の下にいく。そこから30分~40分ほど歩いて登れば氷河の先端に行ける。馬もあり高山の登りなのできつい人は馬で行くこともできる。
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第73回
パミールの宝石白沙湖・カラクリ湖
パミール高原に向かう途中、喀拉庫勒(カラクリ)湖を通る。カラクリ湖は学生時代に地理で習ったような記憶がある。途中で出会った上海から来たという日本人女性に目的地を聞くとカラクリ湖だと言う。そのカラクリ湖の手前、国道314号を走っているといきなり美しい湖が眼に飛び込んできた。
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第72回
炎熱の谷から緑の天山へ庫車峡谷、天山托木尓峡谷
灼熱の砂漠を車で走り、砂丘が続く風景を見ていると緑が恋しくなった。 雪の天山、その最高峰の標高7,443mの托木尓(トムール)峰を見たいと思い阿克蘇の西北、温宿から天山に向かった。そこは前日までの砂漠の風景が嘘のように雪山と菜の花、緑の峡谷で、山の牧場では羊や牛が草を食んでいた。
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第71回
茫茫沙漠(果てなき砂漠)タクラマカン砂漠
全く樹木の無い砂ばかりの砂漠を想像していたが、ところどころに細い木が生えていた。地下水を吸収して命を維持し、地上に出ている幹の数十~数百倍の長さの根を砂丘の下に伸ばし地下の水を吸収しているという。厳しい環境に耐えて命をつなぎ、砂丘に美しい影を映している樹木の姿に深い感動を覚える。
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第70回
胡楊林を染めるタリムの夕陽塔里木(タリム)盆地
塔里木(タリム)盆地は新疆南部にある中国最大の内陸盆地である。北の天山山脈とパミール高原から南西に連なるカラコルム山脈、南の崑崙(コンロン)山脈、南東に連なる阿爾金(アルチン)山脈に囲まれた広大な盆地である。南北の最も広いところの距離は520㎞ほど、東西は1400㎞で、面積40万平方キロの盆地である。
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第69回
シルクロードの真珠喀什(カシュガル)
珠海から南新疆に向かった。飛行機は重慶と烏魯木斉(ウルムチ)で乗り換え、南新疆の喀什(カシュガル)空港に着いたのは夜10時を過ぎていた。ウルムチで飛行機の待ち時間を利用し、新しくできた新疆博物館に行った。博物館がある公園には図書館などの建物もあり、中央にユニークなデザインの建物があった。
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第37回
灼熱の大地を歩き緑の谷で憩う火焔山/葡萄溝
火焔山の年平均降水量は16.6mm、平均地表温度は70度、最高温度は83度に達し、時に炭層が燃えて煙が昇り、西遊記の舞台となった。草も生えない褐色の大地を歩き西遊記の世界に身を置きながら、しばし砂漠を行くシルクロードの旅人に思いをめぐらせた。 甘粛省から鉄道で烏魯木斉に向かうと酒泉(シュセン)、嘉峪(カヨク)関を過ぎるともうそこは砂漠で火焔山が続いている。シルクロードのほとんどはそんな道である。焔の大地を歩いていると、どこからか三蔵法師、孫悟空や猪八戒が現れる、ふとそんな気がした。
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第36回
浪漫の回廊から褐色の大地へ阿拉溝から托克遜へ
トルファンまでの道は景勝地の阿拉(アラ)溝を行く道だった。阿拉溝は玉門関を出て楼蘭、トルファン、托克遜(タクソン)、魚爾(ユル)溝からタクラマカン砂漠に向かう“天山道”とも呼ぶシルクロードの中道にある。2千年前には辺境の塞人が勢力を誇った。1976年、南疆鉄路の建設中に塞人の王妃と見られる深さ7mの墓が発見され、多数の虎紋金牌や金帯が出土した。そのため阿拉溝は“黄金谷”と呼ばれる。
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第35回
天山の浪漫の回廊中天山から国道218号を行く
天山山脈を縫うように走る伊梨河谷からトルファンへの国道218号は浪漫の街道だった。パオと牧場、馬や牛、羊、赤や青の屋根の家を見ながら、時に牧草地へと導かれる羊の群れに道をふさがれながら、深緑の街道を走った。那拉堤を過ぎると間もなく巩乃斯(コンナイシ)溝に入って行く。真っ青な空を背に、眼前に広がる大草原に向かい感動の声を上げ皆で万歳をする。雪山の上に浮かぶ手につかめるような真っ白の雲、その道は心に残る浪漫の回廊だった