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浪漫の回廊から褐色の大地へ
INDEX
- 浪漫の回廊から褐色の大地へ【阿拉溝から托克遜へ1】
- 浪漫の回廊から褐色の大地へ2【阿拉溝から托克遜へ2】
- 浪漫の回廊から褐色の大地へ3【阿拉溝から托克遜へ3】
昭蘇、那拉堤から国道218号を吐魯番(トルファン)に向い走ると巴崙台という小さな村に突き当たる。吐魯番(トルファン)へは巴崙台を南に向かい高速道路に入る。しかしハプニングが起きた。巴崙台の先は外国人が通るには許可がいるが手違いで許可を取っていなかった。村の公安はここから来た道を今朝出発した街まで引き返せと言う。そして別ルートで烏魯木斉(ウルムチ)まで戻れという。朝、出発して既に8時間が経過、さらに8時間を戻るのは大変。今回の旅には70歳を越えた知人が4人同行していた。今から8時間は過酷すぎる。だが公安は我々が村から出るのを確認すると言う。そこでもう一度、事情を話して交渉した。公安の担当官はしばらく考え、車を変えると別の狭い省道で吐魯番に行ける。その道は外国人は許可なく通行可能。ただしバスは通れない。今から小型車を手配するのでバスには荷物だけを積み予定した道を走り、人は小型車に乗り換えてトルファンに行けばいいと提案してくれた。その狭い道がすばらしい風景が連続する古代王女の墓がある阿拉(アラ)溝を通る道だった。