2018年に亞丁（yading）の山に登った時は、香格里拉（シャンングリラ）鎮から景区の公園に入る専用バスで亞丁村から五色海や牛奶海を目指した。（感動中国100　第17回、第18回）

今回はその逆ルートで亞丁に向かった。木里から1日かけ山道を走り、水洛都魯村にあるガイドのニィモさんの家で泊まり、翌朝、呷洛村の登山口から亞丁を目指した。ジョセフ・ロックもきっとここから亞丁（yading）三神山や香格里拉（シャングリラ）をめざしたのだろう。木里から呷洛村を通り、亞丁への道はロック・ラインと呼ばれ、中国の有名なトレッキングコースの一つである。

ガイドのニィモさんの家のある水洛都魯村は海抜2700ｍ。登山口の呷洛村は海抜3200ｍにある。登山口から一日かけて海抜4400ｍにある嘎洛（galuo）牛場（牧場）に行き、そこでテントを張り、翌日、海抜5036mの錯該達埡口（峠）を越え、海抜4700ｍにある波用措（湖）まで下り、そこから嘎洛牛場に引き返して一泊、三日目に呷洛村に戻り、再びガイドのニィモさんの家でもう1泊の計画で出発した。登山口からしばらく低木が茂る山道を登り、次第に展望が開けて眼下に呷洛村が見えた。