四川省・木格措の写真 康定情歌の故郷を行く-1

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康定情歌の故郷を行く

四川省

第63回-1

康定の街と康定空港

INDEX

  1. 康定情歌の故郷を行く【康定の街と康定空港】
  2. 康定情歌の故郷を行く2【木格措その1】
  3. 康定情歌の故郷を行く3【木格措その2】
  4. 康定情歌の故郷を行く4【紅海子と峠の紅葉】

 1940年代に作曲された中国四川省康定地方の民謡に「康定情歌」がある。有名な歌で元の曲名は「跑馬溜溜的山上」。1950年代には日本でも歌われていた。
 「跑馬溜溜的山上 一朶溜溜的雲呦 端端溜溜的照在 康定溜溜的城呦 月亮彎彎  康定溜溜的城喲・・・・」(ツルツルした跑馬山の上になめらかな雲がかかり、三日月がそっと康定の街を照らしている)の歌詞で始まるリズム感のある歌である。

 康定(カンティン)の街は有名な国道318号沿いにある。318号は四川省の成都と西蔵自治区を結び昔の茶葉古道の道でもある。318号は以前に何度か通ったこともあるが、今回は康定の街から国道を離れ、「康定空港」「木格措」「塔公草原」に向かった。康定の街は海抜2,395mにあり、康定空港は市内から40㎞ほど離れた海抜4,238mにある。 

中国の最も高い海抜の空港は同じ四川の稲城亜丁空港で海抜4,411m、二番目が西蔵の昌都邦達空港の4,334m、康定空港は三番目である。そして世界でも三番目の海抜の民用空港である。康定空港の凄さは何といっても滑走路から蜀山の王、標高7,556mの「貢嘎雪山」を見ることができることだろう。「木格措」に向かう途中、康定空港に寄って「貢嘎雪山」とその逆方向に聳える「雅拉雪山」を見た。また康定の近くには感動中国100、第16回―3で紹介した折多山がある。

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旅案内

康定は四川省甘孜蔵族自治州の東部にあり甘孜州の中心の街。古代から交通の要所で茶葉古道の要衝で西蔵と漢の交易の街だった。康定市の人口は現在13万人ほどで西蔵族が主で他に漢族、回族、羌族、彝族などが暮らす。

四川省・木格措周辺の略地図

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