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康定情歌の故郷を行く
INDEX
- 康定情歌の故郷を行く【康定の街と康定空港】
- 康定情歌の故郷を行く2【木格措その1】
- 康定情歌の故郷を行く3【木格措その2】
- 康定情歌の故郷を行く4【紅海子と峠の紅葉】
1940年代に作曲された中国四川省康定地方の民謡に「康定情歌」がある。有名な歌で元の曲名は「跑馬溜溜的山上」。1950年代には日本でも歌われていた。
「跑馬溜溜的山上 一朶溜溜的雲呦 端端溜溜的照在 康定溜溜的城呦 月亮彎彎 康定溜溜的城喲・・・・」(ツルツルした跑馬山の上になめらかな雲がかかり、三日月がそっと康定の街を照らしている)の歌詞で始まるリズム感のある歌である。
康定(カンティン)の街は有名な国道318号沿いにある。318号は四川省の成都と西蔵自治区を結び昔の茶葉古道の道でもある。318号は以前に何度か通ったこともあるが、今回は康定の街から国道を離れ、「康定空港」「木格措」「塔公草原」に向かった。康定の街は海抜2,395mにあり、康定空港は市内から40㎞ほど離れた海抜4,238mにある。
中国の最も高い海抜の空港は同じ四川の稲城亜丁空港で海抜4,411m、二番目が西蔵の昌都邦達空港の4,334m、康定空港は三番目である。そして世界でも三番目の海抜の民用空港である。康定空港の凄さは何といっても滑走路から蜀山の王、標高7,556mの「貢嘎雪山」を見ることができることだろう。「木格措」に向かう途中、康定空港に寄って「貢嘎雪山」とその逆方向に聳える「雅拉雪山」を見た。また康定の近くには感動中国100、第16回―3で紹介した折多山がある。