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納西(ナシ)族の故郷を歩く
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- 納西(ナシ)族の故郷を歩く【麗江三古鎮1茶馬古道】
- 納西(ナシ)族の故郷を歩く2【麗江三古鎮2白沙古鎮】
- 納西(ナシ)族の故郷を歩く3【麗江三古鎮3束河古鎮】
- 納西(ナシ)族の故郷を歩く4【麗江三古鎮4大研古鎮】
シャングリラから麗江に戻り、麗江三古鎮を訪れたが、その前に茶馬古道を歩いてみたいと思い、民宿で聞くと茶馬古道で乗馬が体験できる観光コースがあると教えてもらい参加した。茶馬古道には四川からチベットに向かうルートもあるが、ここは雲南の南、西双版納から普洱、大理、麗江、香格里拉、徳欽、林芝から拉薩に向かうルート上にある。麗江は民族的にも宗教的にも茶馬古道の中継基地で、双方から物資を運んだ隊はここで交替して目的地に向かった。古代茶馬古道は唐と宋の時代にさかのぼる。チベットの主食は牛肉や羊肉、ミルクやバターで野菜がなく、脂肪分解がしにくく、そのために四川や雲南のお茶を求めた。またチベットと四川や雲南の境界地域は良馬の生産地で、ラバや馬、毛皮と四川、雲南のお茶や布、塩、日用品の交換が行われ、その商人が通った道が茶馬古道だった。チベットに運ばれたお茶はヒマラヤを越え遠くインドからヨーロッパにまで運ばれたという。