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貢嘎崇拝
INDEX
- 貢嘎崇拝【新都橋から冷嘎措へ】
- 貢嘎崇拝2【冷嘎措】
- 貢嘎崇拝3【楽山大仏】
四川省とチベット自治区の境界、巴塘から国道318号を通り理塘に戻って成都への帰路、貢嘎山が真正面に見えるところに行きたいと思い雅江で泊まり翌朝、新都橋から冷嘎措(ロンガツォに向かった。雅江は海抜が低いため(海抜2530m)よく眠れる。
四川省一の高山、海抜7556mの貢嘎山が見える絶景スポットはいくつかある。雅江から新都橋の途中には、昔の祈りの場の遺跡、不思議な石積の黒石城があり、山の頂から貢嘎山が見える。感動中国100第16回―4では新都橋郊外の山の上から夕陽の貢嘎を紹介した。今回はもっと近くでと思い、新都橋を南に向かい貢嘎山鎮を通って冷嘎措(ロンガツォ)に向かった。その沿道はチベット民家が美しい紅葉に映えていた。
沿道には羌(チャン)族の家も多く「羌寨(チャンサイ)碉楼」の建物が見られた。「羌寨碉楼」は四川省西部に暮らす羌族の家に見られ、外的に備えるための見張りや穀物、薪などの備蓄にも使われた石積の塔で、6階から13階ほどの高さである。羌族は“アルマ”「雲の上の民族」とも言われる。高原地帯に住むからだろうか。碉楼の大きさや形で部族の力、村の規模が解かるといわれる。