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室韋からロシア国境を黒山頭へ
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室韋(シウェイ)の街の大通りを歩いていると玉葱型のロシア建築、クーポラの大きな建造物が眼に飛び込んで来た。その大通りの向こうは坂になっており、坂の向こうに小高い丘が見える。その丘はロシアの丘だった。坂を下ったところに額尓古納河(オルクナ河)が流れている。河の向こうにロシアの村、家が見えそこで暮らしている人々の息づかいが聞こえてきそうな近さである。額尓古納河の向こう、シベリアの大地に沈んでいく夕日を見た。額尓古納河の岸辺で草を食べている馬とロシアの村を赤く染めながら夕陽がシベリアの大地に沈んでいく。こちらの岸辺の展望台では夕陽を見ようと何人かの観光客が集まり、それが影絵のように映っていた。夜、ロシア民族のおばあさんが営む料理店でロシア家庭料理を食べた。店内におばあさんの若かりし頃の写真が飾られ一家の歴史が偲ばれた。