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失われた地平線を求めて
INDEX
- 失われた地平線を求めて【シャングリラ郊外 松贊寺】
- 失われた地平線を求めて2【シャングリラ郊外 納帕(ナパ)海】
- 失われた地平線を求めて3【シャングリラ郊外 普達措(プタツゥオ国家公園)】
シャングリラの街から郊外、5㎞ほど、海抜3,281mの地にチベット仏教寺院の松贊林(ソンザンリン)寺がある。1681年5世ダライ・ラマと清の康煕帝が創建し、別称“帰化”寺と言われる雲南省最大のチベット仏教寺院で雲南と四川における黄教(チベット仏教のゲルク派)の中心寺院である。黄教は僧が黄色い帽子を被る。松贊林寺は“小布達拉宮(ポタラ宮)”とも言われ5層建てのチベット式建築で、大殿では1,600人の僧が一同に経を唱えることができる。「松贊」は釈迦に仕える天界の三帝を称える、の意で林は寺の意である。寺院には八体の黄金の釈迦像があると言う。丘の上の寺院をめざし階段を上ると黄金色の擬宝珠が青空を背に光り輝いていた。雲南省や四川省を旅していると擬宝珠や仏舎利塔の純白の上に広がる真っ青な空に感動を覚える。
真っ青な空と金色の擬宝珠、お寺の白い壁、聳え建つ王宮、もしシャンバラに入ることができたら、花々が咲き乱れる草原の真ん中にはきっとこんな松贊林寺のような風景が見られるのかも知れない。