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天山の山懐に抱かれて

新疆ウィグル自治区

第14回-1

天山天池

INDEX

  1. 天山の山懐に抱かれて【天山天池】
  2. 天山の山懐に抱かれて2【南山牧場】
  3. 天山の山懐に抱かれて3【奎屯河大峡谷】

上海から日本に戻る飛行機で隣り合わせた上海女性が新疆に行ってきたと話してくれたことがあった。彼女は烏魯木斉から150㎞ほどのところに美しい湖があると言った。その話がずっと頭に残り、いつか行きたいと思っていた。カナスへの旅行を終え、念願の湖、天山天池に行って湖の最深部まで湖畔を歩いた。
天池には海抜5,445mの博格達峰の雪解け水が流れ込む。6月というのに湖に注ぐ水は10秒と手をつけていられない冷たさだった。湖は静寂の中でひっそりと青い水をたたえていた。
「天山天池」、漢字の国の中国はひらがなも使う日本と比べると何かにつけ明快である。言葉を使う人の意思がはっきりと相手に伝わる。どちらがいいと言うのは難しいが、あいまいさが残る日本の言葉に比べると大きな違いがある。「天山天池」、この4文字だけでどんな湖なのか、その姿が瞬時に頭をよぎる。そして文字の少なさを埋めるようにどんどん想像もわいてくる。天山天池はまさに夢の中で想像した湖だった。

旅案内

天山天池の伝説がある。太古、天帝の母に7人の王女があった。王女たちは天上の生活が寂しくなり人間界に降りて遊んでいるうちに草原と雪山を見つけた。その雪山が天山天池のそばの博格達峰だった。王女たちは急いで天上に戻り、母に私たちは博格に住みたいと訴えた。また昔、西方の遊牧民族の王母が天山天池で暮らしていた時、周の王妃が訪れた。二人は天山天池を愛でる歌を交換しあったと言う。天女も住みたくなるところ。それが天山天池である

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