※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
神山を仰ぎ格聶(グニエ)南綫を行く
INDEX
理塘から国道318号を離れ、格聶(グニエ)南綫に入った。理塘の街から30分ほど走ると道は山を登るようになりゴツゴツした岩山の風景が続く。まるで炭鉱のボタ山のような三角錐の山が続く。その最も有名な山は鉄匠山で古代氷河により形成された山で、名前のとおり鉄の塊のような岩山だった。海抜は4,770mで麓には湖があった。
湖は淬火(ツイフオウ)湖と呼ばれ、鉄匠山の名から冶金の焼き入れをする湖という意味のようだ。岩山を抜けて峠を越えるとその向こうに雪を頂く格聶の峰が姿を現した。通る車もなく秘境に入っていく実感が湧いてくる。小さな舎利塔がたくさんある白塔公園の村を過ぎると道は舗装路を離れ細い地道に入る。4輪駆動でないと走るのは難しいと思いながら急な山道を登って行くと眼前に格聶峰が迫る峠に出て峠を下ると温泉があり、村人が足湯をしていた。