祁連山脈は青海省と甘粛省の境界に連なる山脈で、東西800㎞、南北200㎞～400㎞の大きな山脈。青海省の西寧から祁連山草原そして張掖近くの七彩丹霞に向かった。

西寧から北、門源回族自治県の北に聳える祁連山脈の東の最高峰、標高5,254ｍの崗什カ雪峰を歩こうと思い門源に向かった。しかし、門源回族自治県は、外国人は県内に入ることは出来るがホテルでの宿泊が禁止。数か所、ホテルに連絡して交渉したが受付けてくれない。

ホテルで泊まり、翌日早く登山口に向かうつもりがダメになり、しかたなく祁連山草原から張掖、酒泉に向かった。道路は、崗什カ雪峰への玄関口を通り、雪の祁連山脈を右に見て進む。大きな崗什カ雪峰の看板が恨めしい。新疆のウルムチに向かう高速道路が並行して走っている。祁連山草原は中国の美しい六大草原の一つで、草原の緑は美しく、ひときわ緑が濃いようにも思える。祁連山の夏は短い。草木は、短い夏を懸命に生きるために緑を強くするのだろうか。それとも氷河の冷たい水が、美しい濃い緑を育むのだろうか。