央邁勇、牛奶海、五色海

四川省成都市から約800㎞、稲城亜丁

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感涙のブルー

牛奶海と五色海には金剛菩薩である夏諾多吉雪峰の麓の牧場、洛絨牛場から山道を歩いて登る。洛絨牛場の標高は4,150m。登山道の正面には標高5,958m、文殊菩薩の央邁勇の雪峰が聳えている。

標高4,000mを超える登山道はかなりの体力がいる。氷と紅葉の渓谷を見ながら登山道を進むとやがて、翠の輝きを放ち、静寂の中にひっそりとたたずむ牛奶海のブルーが目に飛び込む。すべてを忘れ、ただただ静かに濃い翡翠の色のようなブルーを見続けた。じっと見ているとなぜか自然に涙があふれる。それは訪れる旅人の心を癒す菩薩のような湖だった。牛奶海から五色海に向かう、チベット語で納卡措姆、山頂の海と呼ばれる五色海は濃紺のブルー、四季で色が変わる七色の湖だった。牛奶海と五色海を眼下に見下ろす標高5,000mからの空と湖のブルーは、いつまでもいつまでもそのまま夢を見続けていたい想いにさせる。

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