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野焼きの煙たなびく桃源郷と嶺南建築古鎮

広西壮族自治区

第42回-1

百里水墨画廊

INDEX

  1. 野焼きの煙たなびく桃源郷と嶺南建築古鎮【百里水墨画廊】
  2. 野焼きの煙たなびく桃源郷と嶺南建築古鎮2【黄姚古鎮】

広西壮族自治区の東北部、湖南省の近くに鐘山という街があり、そこに百里水墨画廊とういう公園がある。田園風景を見ながら公園を自転車で走っていると山裾の村に出た。稲刈り前の金色に輝く畑の向こうに野焼きの煙がたなびきその後に幾層もの三角錐の山々が続く。まるでユートピアに導かれていくようだった。
李白の詩に「山中与幽人対灼」(山中で幽人と酒を酌み交わす)がある。「両人対酌山花開 一杯一杯復一杯 我酔欲眠卿且去 明朝有意抱琴来」(二人で向かい合い酒を酌み交わしていると山の花が開く、 一杯、一杯、さあまた一杯飲もう、私は酔ってしまい眠たくなった、君はもう帰っていいよ、明朝、気が向けばまた琴を抱いてくればいい)の詩がある。麓の村人はこんな李白の詩のような日々を送っているのだろうか。思いがけずにふらっと立ち寄った“百里水墨画廊”のある鐘山県の村は“一杯一杯復一杯”(一杯一杯また一杯)の言葉と琴の音がふさわしい村だった。桃源郷の中で 琴の音を聞き月を見ればどんなに幸せなひと時を過ごせるのだろうか。そんなことを考えているときっと都会から来た人は気楽でいいね、私たちは毎日田の世話に必死だよと叱られそううだが。

旅案内

桂林から広東省に向かう高速鉄道を鐘山西で降り“黄姚古鎮”に向かった。駅の通路で“百里水墨画廊”という看板が目に入り、ついでだから寄ったが、そこは三角錐の山々が見渡す限り続く真に百里の水墨画の世界だった。自転車を借りて気持ちの良い風に吹かれながら公園と村を走った。近くにドラゴンフルーツの農園があり口を真っ赤にして食べる。

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