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清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて
INDEX
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて【北京から河北路を内モンゴルへ】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2【奇岩の回廊(承徳近郊)】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて3【避暑山庄】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて4【普陀宗乗之廟】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて5【普楽寺夕景】
北京と河北省にある清朝四代皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねた。先ず、北京市の西北、北京大学と精華大学に接している圓明園を訪ねる。宏大な園内は圓明、長春などの庭園があり、夫々が広い。庭園の池の向うに沈む夕日は北京の喧噪を忘れさせてくれる。清の時代に園内にはカステイリオーネ(郎世寧)も建築に携わったとされる西洋建築が建つ宏大な西洋式庭園があった。しかし1860年にイギリス軍により建物や庭園は破壊された。今はその残骸が侵略の歴史遺跡として残されている。その建築物が現存すれば重要な歴史的、文化的価値がある建物が今に伝えられていた。圓明園を後に北京から内モンゴルに向かう。意外に思う人も多いだろうが北京から北か西に向かえば直線距離でおよそ200㎞で内モンゴル自治区に入りそこには広大な草原が広がる。北京の街は山で囲まれ、その山を越えれば内モンゴルの草原地帯に入って行く。
北京から内モンゴルへの道を走れば、その距離の近さによって北方民族の脅威から北京の街を守るために万里の長城が築かれた意味が実感として伝わる。