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パミールの宝石
INDEX
- パミールの宝石【国道314号1】
- パミールの宝石2【国道314号2】
- パミールの宝石3【白沙湖1】
- パミールの宝石4【白沙湖2】
- パミールの宝石5【カラクリ湖1】
- パミールの宝石6【カラクリ湖2】
カシュガルからパミール高原に向かった。パミール高原は学生時代の地理の勉強で、ずっとアフガニスタンやタジキスタンなどの中央アジアの高原をイメージしていた。新疆からパミール高原に入れるということに正直驚いた。しかし考えてみると不思議でもない。パミール高原はチベット高原へと続く世界でも有数の広い高原である。国境線とは関係なく自然の地形が拡がっているということに過ぎない。カシュガルからおよそ2時間、国道314号を進むと雪山が見えてきた。いよいよパミール高原への玄関口に来たと思うと西域に踏み込む感慨が湧く。ラクダに乗ってではないが、シルクロードの旅人になった気分である。
沿道には家で焼いたナンやスイカ、ハミウリなどを売る店が続き、五彩山と呼ばれるカラフルな赤や褐色、緑の断層の岩山が見える。それを過ぎると国道314号は両側に雪山が迫る峡谷の道となる。