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苗族文化が残る石積集落
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- 苗族文化が残る石積集落【苗人谷と苗寨】
鳳凰の街から車で40分ほどの地にある苗人谷を訪ねた。苗人谷は今も苗族の服装、歌、生活風習など苗族文化が色濃く残る、最後の苗寨(苗族が暮らす村)とも言われる。苗族の祖先をたどれば原始時代、中原で栄えた黄帝などの“中華三祖”に遡り独自の言語を持ち苗語を話す。苗寨は湘(湖南)、黔(ケン、貴州)、滇(テン、雲南)に多く存在し、万物信仰、自然崇拝のもとに今も自然と共生して暮らす稲作民族である。苗人谷に明代からの「早崗苗寨」があった。家々の塀は石が積まれ、石を敷き詰めた村の道を、籠を背負った苗族の老婆が歩いていた。
苗人谷を散策すると深い渓谷があり、高さ50mほどの大きな洞窟を深い緑の水がながれていた。
苗人谷は小さな苗寨であるが貴州省の西江には“千戸苗寨”と言われる大規模の苗族の村もある。