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廬山会議の歴史の地を訪ね五老峰を登る
INDEX
- 廬山会議の歴史の地を訪ね五老峰を登る【廬山1】
- 廬山会議の歴史の地を訪ね五老峰を登る2【廬山2】
- 廬山会議の歴史の地を訪ね五老峰を登る3【五老峰】
廬山(ロザン)に向かう前、江西省の省都、南昌で中国四大名楼の一つ滕(テン)王閣に登った。滕王閣は唐代に建立されて二十数度の建て替えが行われ、今は鉄筋コンクリート造りになったが、近代まで長く木造建築の優美な姿が贛(カン)江河畔に見られた。初唐の四傑の一人王勃は「滕王高閣臨江渚 間雲潭影日悠悠 物換星移幾度秋 檻外長江空自流」(滕王の高楼が大河の渚にあり、漂う雲と水に移る影、この世の物は移り変わり星はながれゆき、悠々と日は過ぎゆく、楼の外には長江が空しく変わらずにながれている)の詩を詠んだ。滕王閣のそばを流れる贛(カン)江は中国最大の淡水湖、鄱陽(ポヤン)湖に注ぎやがて長江となり流れていく。今は滕王閣に登り贛江を見れば南昌市の開発区の大きなビル群が見えるだけである。やはり世は移り替わり長江は空しくながれているのだろうか。現代建築の滕王閣が錦秋の夕日に照らされ輝いていた。滕王閣を後にして高速鉄道で南昌から廬山駅に向かい、廬山駅からバスで廬山に向かった。