感動中国100 新疆ウィグル自治区の記事一覧
地域別 index
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第12回
砂漠と緑の競演五彩灘
布爾津から西に24㎞、エルテイシ河畔に五彩灘がある。川を挟み向こうは緑の森、こちらは赤茶けた岩の砂漠である。緑の森を北に進めば「最後の浄土」のカナスに入ってゆく。赤茶けた岩のずっと向こうにはジュンガル盆地の砂漠が拡がる。朝早く岩山に登れば新疆の地平の向こうから昇る日の出、夕刻にはアルタイの山に沈む夕日を見ることができるだろう。エルテイシ河を赤く染め、褐色の大地をさらに赤く染めてシベリアの大平原へと沈む夕陽。夕陽を見に再びこの地を訪れたいという想いがわいてくる。
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第11回
トゥバ族と哈薩克(カザフ)族の浄土喀納斯(カナス)禾木村
喀納斯禾木(カナスフム)の村はアルタイの山々に囲まれていた。そこはモンゴル系のトゥバ族やカザフ族が暮らす浄土の村だった。朝早く村が一望できる丘に登った。朝食の支度で家々から立ち上る煙は大自然に抱かれて暮らす人々の温もりを感じさせてくれる。その煙を見るために真冬に遠くからフム村を訪れる旅人も多い。
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第10回
最後の浄土喀納斯(カナス)
カナス(喀納斯)は中国の西北、北はロシア、東はモンゴル、西はカザフスタンと国境を接し、アルタイ山脈の山懐に抱かれてトゥバ族やカザフ族が自然と共生して暮らす「最後の浄土」と呼ばれる秘境である。カナス湖を見下ろす山に登り、花と緑の中に身を置けば人生の悩みなどは些細なことと思えてくる。正に訪れる人の心を癒す浄土である。カナス湖の水はロシアのゴビ川を経て北極海に注ぐ。
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第9回
烏魯木斉(ウルムチ)からカナスへ蘭州から烏魯木斉へ/烏魯木斉 ジュンガル盆地/砂漠の道 カナスへの玄関、布爾津/阿勒泰の深緑の谷
甘粛省の蘭州から烏魯木斉まで高速鉄道に乗り烏魯木斉に着いた。烏魯木斉からジュンガル盆地の砂漠地帯の東側、国道216号で阿勒泰(アルタイ)地区を北上する。カナスへの玄関の街、布爾津までの距離はおよそ700㎞ほどでその日は布爾津に泊った。草木の無い砂漠の中の道を走り、布爾津に近づくと緑が見えてくる。ジュンガル盆地を周遊できるように国道217号も盆地の西を通っているが一周すれば1,500㎞くらいになる。だろうか。