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亞丁転山5
INDEX
夜が明け、天気もよかった。霧に包まれた朝の牧場はすばらしい風景だった。その景色を見て、ここまできたので予定した波用措まで行く方法はないかと再びガイドのニィモさんに相談した。その結果、波用措に行き、牧場に戻らず、そのまま亞丁(yading)の表玄関、香格里拉鎮まで行けばいい。それなら今日中には行けるが、登山口に車を停めているので、香格里拉鎮で車を手配し、片道5時間ほどかけ、車を置いた登山口に戻る必要がある。波用措に行くにはそれしか手段はないとの結論になり、山小屋を出発した。
朝霧に被われた牧場周辺の美しい山々を見ながら峠に向けて出発した。数人のチベット族ガイドが馬を連れ先に出発した。亞丁(yading)の公園近くまで登山客を迎えに行くという。彼らはそこで登山者と合流し、再び同じ道を引き返し、三神山をめぐる転山登山をするという。驚くべき体力である。