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亞丁転山9
INDEX
波用措(湖)の向こうに見えた峠に登ると、もう一つの神山、海抜6032mの仙乃日が見えた。峠からは央邁勇と仙乃日が並んで見える。二つの神山が仲良く並ぶ感動の風景である。
亞丁(yading)村に向かい降りて行くと仙乃日がさらに大きく見えてくる。冲古寺がある景区玄関口に近づき、ガイドのニィモさんと別れることになった。馬を連れたガイドは景区内への立ち入りが禁止されている。馬からリュックを下ろし、お世話になったニィモさんと三頭の馬に別れをつげた。馬を連れて来た道を戻るニィモさんの後ろ姿が印象的だった。時刻は12時を過ぎていた。ニィモさんは来た道を引き返し、牧場に置いていた荷物を馬に積んで、さらに村へと向かう。昨日から1日半かけてきた道を戻り、今日中に村に帰るという。その体力と気力にただ驚くばかり。あとで聞けば夜、9時頃に家に戻ったそうである。ニィモさんと別れ2時間ほどで山を下りてバス乗り場に着いた。