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冬の恋情その1-4
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霧淞島に到着した翌日の霧氷はゼロ。次の日に期待したが、暖冬で気温があまり下がらない。それでも夜の気温はマイナス10度くらいではあるが。夜、霧氷が気になり何度も起きては窓の外の樹木の色を見た。少し白くなっているようでもあり、しかし目立った霧氷でもない・・。そして朝を迎えた。
旅館のご主人の言葉は、今日は霧氷がありますだった。喜んで外に出て確かめると、旅館の周辺の樹々が少し白い程度。霧淞天気予報を調べると二つ星とのことだった。少しがっかりしながら、いくつかの霧氷ポイントに向かった。
霧氷と樹氷は違うのだろう。樹氷と言えばすぐに、日本では蔵王や八甲田山を思い浮かべる。雪が積もったような、木全体が真っ白い雪で覆われた姿。しかし霧氷はもっと繊細な感じがする。自身が住む関西でも冬になると奈良と三重の県境にある高見山や三峰山で厳冬期に美しい霧氷を見ることができる。感動中国100の日本の風景でも紹介している。霧の中の水蒸気や粒が木に付着して霧氷ができるので、松花江の流れに近づくほど、霧氷がはっきりと見えてきた。