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冬の恋情その1-2
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吉林には中国で有名なスキー場がある。松花湖とスキー場を見て霧淞島に戻った。島には清時代に満州族が暮らした烏拉街満族鎮と呼ぶ村があり、清時代の民家が残っている。通りには商店だった昔の建物が並び、昔はさぞ賑わっていたのだろうと思われたが、多くは朽ち果てるままだった。どの家もレンガの煙突が屋根から空に伸び昔を偲ばせていた。
霧淞島はトウモロコシの一大産地であり、冬場のこの時期、どの家も庭に収穫したトウモロコシを大きな籠に入れて保存し、業者の買い付けを待っていた。