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冬の恋情その1-3
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吉林に到着した翌朝、今日は霧淞(霧氷)はゼロと言われて、霧淞島の日の出を見ることにした。霧淞島は吉林市の市街から約40㎞の松花江の中州の島である。松花江は北朝鮮との国境に聳える長白山に源を発し、吉林省を流れ、黒竜江省に入り哈爾濱の街中を流れ、やがて黒竜江(アムール河)に合流する、黒竜江の大きな支流の一つである。中国東北地方の大地に恵みをもたらす大河である。その松花江にある島が霧淞島である。
吉林など霧淞(霧氷)の有名な地では、毎年冬になると霧淞天気予報が出される。霧淞の大きさか、見事さにより一つ星から五つ星までの5等級で発表されている。その日、霧氷はゼロなのでランク外だったが、それでも松花江の向こうから昇る朝日に映える霧淞島の樹々は美しかった。