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仙境の村、党嶺から葫芦海に登る4
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中国のトレッキング十大人気コース。その壮大な自然に思いを馳せながら山を登っていると楽しくもあり、また侘しくもなる。自分の年も考えながらあといくつそんな自然と出会えるだろうか。塔嶺の山を登りながらこんなことも夢見た。いつか成都から車で四川省の康定、理塘から西蔵自治区に入り波密(ポミ)、林芝(リンチ)、拉薩(ラサ)、日喀則(リカツ)を通り、新疆ウィグル自治区の喀什(カシュガル)に行き、阿克蘇(アクス)から烏魯木斉(ウルムチ)まで行きたい。大きな夢であるが半分は真剣になんとか可能性はないものかとも思う。しかし行路の総延長距離は6,177㎞もある。しかも海抜4千m、5千mを超える難所である。2回に分けて成都から拉薩なら2,010㎞、拉薩からウルムチは4,167㎞。分ければ行けなくなはいか、と甘いことを考えながら夢を見る。これは茶馬古道と天空の道の新藏(新疆、西蔵)道路を行くことになる。やはりもっと若いうちに夢を見ておけばよかったかなと少し後悔もする。葫芦海への道は穏やかな登りが続き、澄んだ水が流れる、山の中腹のオアシスのような湿地に着いた。