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仙境の村、党嶺から葫芦海に登る2
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成都を後に仙境の湖、党嶺村の葫芦(フル)海を目指した。
党嶺に行くには丹巴を通る。成都から丹巴までは最短ルートで345㎞、丹巴から党嶺村までは68㎞である。丹巴からしばらく北に向かう省道211号を走り、途中で西に入り党嶺村への谷沿いの細い道を進む。その道がたいへんな道。右は川沿いの崖、左は急峻な山が迫り、道路にはいたるところに大きな落石がある。中には直径5mはある大きな岩が落ちている。とにかく早く通り抜けて欲しいと思いながら車は進む。
党嶺村は甘孜藏族自治州丹巴県の西北部にある海抜4千m以上の山々に囲まれ藏族が暮らす仙境の村である。党嶺とは藏語(チベット語)で「火薬澡塘」すなわち温泉で「草坪澡塘」、直訳すれば草原の温泉だろうか。党嶺の近くに温泉が湧き出している。党嶺村の藏族の民宿で泊った。宿の周囲には西蔵(チベット)様式の家が建ち、宿舎の庭で宿のおじいさんがお茶を入れやさしく出迎えてくれた。夜半に目覚めて外に出ると見事な星空が空を埋め輝いていた。