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西藏高原最東端を行く2
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阿壩からの省道を国道248号に向かう途中、壤口を東に向かえば達古氷河の麓の黒水の街に着く。黒水の手前にチベット族の村、羊茸哈徳(yang rong hadeヤンロンハデ)がある。羊茸哈徳は“冬巴嘎(トンパガ)とも呼ばれ、村には不思議なチベット仏教の施設、祭具がたくさん存在し、それらを見ているだけで時が過ぎるのを忘れる。羊茸哈徳は“神仙が住む村”の意である。村は紅軍長征の記念の地であり丁度、記念の式典が行われていた。民宿で地鶏の鍋を出してくれたが、油ののったスープの色を見ているだけで美味しさがわかる。やはり味も格別だった。壤口から黒水への80㎞の沿道は四川でも有数のカラマツ林が続き、紅葉の季節に訪れたい地である。