霧淞島の霧氷を見ながらふと2022年秋に訪れた内モンゴル自治区、大興安嶺の白樺を思い浮かべた。（感動中国第59回）白樺林ではどんな霧氷を見ることができるのだろうか。
中国の歌で「白樺林」という歌がある。もとはロシア民謡である。帰らぬ恋人を思う悲しい歌である。

她黙黙来到那片白樺林　望眼欲穿地毎天守在那里
她説他只是　迷失在遠方　他一定会来　来這片白樺林

白樺林に来て、彼は道に迷っているだけ、きっと戻ると、戦死した帰らぬ人を待ち焦がれる切ない心を歌っている。霧淞は人の心を“冬之恋情”へと導く。