※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
神山を仰ぎ格聶(グニエ)南綫を行く5
INDEX
格聶(グニエ)神山はチベット語で“呷瑪日巴”(ガマリバ)、居士の意で、在家の信徒を意味するそうである。格聶神山はチベット高原の東部を北から南に連なる横断山脈中央を走る四川省で最も長い山脈、沙魯里(シャロリ)山脈の最高峰である。沙魯里山脈の南は「感動中国100」の第17回、18回の仙乃日や央邁勇(ヤンマイヨン)さらに第7回の雲南省の麗江に聳える玉龍雪山に至る全長600㎞の大山脈である。格聶神山の主峰は海抜6204mで、“横断の心”と呼ばれる四川省第三の高峰である。また、格聶神山はチベット仏教の24神山のうちの第13の女神の山である。
冷古寺を後にし、格聶峰を右手に見ながら谷間の狭いデコボコ道を走った。川のそばで馬が草を食んでいた。子供を身ごもっているのだろうか。お腹の大きな白い馬がいた。小さな池にその姿が映り、心に残る風景だった。