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神山を仰ぎ格聶(グニエ)南綫を行く2
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温泉の近く、盆地のようなところに村があった。“格聶之眼”に向かうには麓の喇嘛(ラマ)埡郷からの道と崖を縫うように行く近道があるようだ。喇嘛(ラマ)はチベット仏教のラマ僧の意である。近道を行くことにし、その途中、格聶(グニエ)神山が間直に見える前面の山に登った。山の頂から神々しく聳える格聶連山が見渡せ、遠くに“格聶之眼”が見えた。山を降りしばらく走ると“格聶之眼”と呼ばれる格聶神山を望むビュースポットに着いた。“格聶之眼”は直径50mほどの小さな池で、太陽の光によって湖の周囲の水草や土、湖の中の緑の草、湖の中心の土などで、上空から見ると、まるで人間の瞳のように見えるところから名前がついたようだ。“通往天堂的眼睛”(天堂に通じる眼)と言われ、晴れた日には格聶神山、魔神の主峰が眼に映ると言われている。残念ながらその日は眼の中の魔神を見ることはできなかったが。