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仙境の村、党嶺から葫芦海に登る7

四川省

第38回-7

葫芦海

INDEX

  1. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る【成都 賽窄巷子(サイツァイハンツ)】
  2. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る2【塔嶺村】
  3. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る3【葫芦海への登山道1】
  4. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る4【葫芦海への登山道2】
  5. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る5【葫芦海への登山道3】
  6. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る6【葫芦海への登山道4】
  7. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る7【葫芦海】

党嶺村から900mの高低差を3時間ほどかけて登り海抜4,200mにある葫芦海に着いた。途中、出会う人もなく葫芦海は静寂の中で青い水を湛えていた。葫芦海は大雪山系にある一つ海抜5,470mの夏羌拉( シャチャンラ)を背景に碧水を湛える秘境の湖だった。夏羌拉は藏(チベット)語で“美女神仙”と言われ、2010年には日本の広島登山隊が登頂している。“美女神仙”なので、きっとそこには仙境を守る美しい女神がいるのだろう。夏羌拉は四川省にある大雪山系にある党嶺山脈の主峰で、党嶺山脈には海抜5千m以上の山が28ある。麓の蔵族の人たちにとって葫芦海は聖湖で、信仰の対象である。日本でも中国でも、山を登る時、この山はいつの季節が一番美しいのだろうと思うことがある。春の草木が芽生える頃の山、初夏の新緑、錦繍織りなす山、葉を落とし木々が寂しそうな初冬の山、冬の霧氷や樹氷、全てに趣がある。葫芦海は秋、冬にどんなに姿を変えるのだろうか。それを想像し、再び紅葉や樹氷を見に訪れたい。そんなことを思いながら湖を後にした。

旅案内

党嶺の近くには藏(チベット)文化が緻密に残る村が多い。丹巴に向かう省道308号を八美から北に行けば蝦拉沱(ハラト)村がある。蝦拉は藏語で鹿、沱は盆地の意味で鹿の盆地だろうか。世俗から隔絶した仙境の美しい村で初夏の花が一斉に咲く季節、麦畑が金色に輝く季節の美しさは“桃花源”(桃源郷)と称えられる。

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