第6窟のすばらしさに圧倒され、さらに進むと第7窟、第8窟、さらに9窟、10窟からさらに11～15窟に続く。そしてそこでも“わぁお～”の感嘆の声が思わず出る。

第７窟、第８窟、さらに9窟、10窟や11～15窟でも北魏時代の卓越した仏教彫刻を見ることができる。第7窟は「雲岡六美人」と呼ばれる天人像と天上彫刻で知られる。第８窟には２ｍを超える菩薩像がある。両手を合わせ、ふっくらとした顔、ほっそりした目と長い眉の微笑みとえくぼをたたえた菩薩である。