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シルクロードの宝石4
INDEX
第6窟は雲岡石窟の中でも最も華麗である。北魏考文帝時代に造られ、2,900体を超える仏像が刻まれている。「雲岡第一の名勝」「雲岡第一の明窟」と言われる。
洞窟に入った人はその華麗さ、荘厳さにただ“わぁお~”の感嘆の言葉がでるだけだろう。洞窟中央には四本の大きな中央柱に支えられた高さ16mの上下二層の柱塔があり、そこに釈迦牟尼誕生から出家、生涯物語の仏教逸話が刻まれている。下層四面には大きな仏像が配置されている。塔柱で囲まれた四面の一辺は約13m。それはまるで舞台のようで、第6窟のシンボルになっている。柱塔で囲まれた上下2層構造の下層4面、その南面に釈迦牟尼仏、西面に阿弥陀仏、北面に釈迦牟尼仏、東面に弥勒菩薩の過去、現在、未来の三世仏が座している。上層には象に支えられた九層楼閣式仏塔がある。それを囲む四つの壁、いちめんには、菩薩、羅漢、飛天などの像が隙間もなく刻まれ、窟頂には天神が孔雀や獅子に乗っている場面が彫刻されている。












