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甲玉拉措と玉科草原からパンダとお茶の故郷へ
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四川省の丹巴から党嶺村を通り、道フをめざす。四川省の成都からチベットに向かう道路には有名な318国道(川蔵南線)と317号国道(川蔵北線)があるが、丹巴から道フ、さらにその西にある新龍への道は最近、注目を集める川蔵中線と呼ばれる景観道。
党嶺は感動中国100の第38回で紹介した、温泉も湧く仙境のチベット族村。以前に来た時には党嶺村の民宿に泊まり葫芦(フル)海に登った。葫芦(フル)海は標高5,470mの夏羌拉( シャチャンラ)山の麓にある標高4,200mの湖。丹巴から党嶺への道は前に来た時は山の上から大きな岩がいたるところに落ちて、今回もまたその道をと思うといささか気が引けたが新しく整備されていた。党嶺から道フへの道も素晴らしい景観道だった。
甲玉拉措は四川省甘孜蔵族自治州道フ県七美郷にある標高4,100mの湖。甲玉拉措から見える夏羌拉山の向こうに葫芦(フル)海があり、甲玉拉措と葫芦海は姉妹湖と呼ばれる。
甲玉拉措に向かう渓谷沿いに蓼科の植物、苞叶(葉)大黄、水黄とも言う、があった。黄色い大きな葉が塔のように何層も積み上がり40㎝ほどの高さに伸びている。大きくなれば80㎝ほどになる。チベット東部から四川省西部、雲南省西北部の3,000m~4,500mの高原湿地に育つ植物。花期は6月~8月で赤い花が咲く。ヒマラヤ、チベットの4,000m~4,800mの高山には搭黄という高さが1.5m~2mにもなる苞叶大黄とそっくりの兄弟植物がある。












