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海抜5千mの扎瓦拉峠を越え巴搪、理塘へ4
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巴塘(パタン)県は“川藏交界”(四川とチベットの境界)の街と言われる人口5万人ほどの街で、巴塘から西に100㎞ほど行けばチベットの芒康(マンカン)の街に着く。長江(揚子江)上流域の金沙江が四川とチベットを分ける境界線でもある。巴塘は秦代には西羌(きょう)と呼ばれ、漢代には小国の白狼国に属していた。中国弦子(三弦の蛇皮線)の郷と言われる音楽の街でもあり、巴塘はチベット語で羊の鳴き声で、巴塘シャンツというチベット民族の歌と踊りが有名である。チベット族は歌や踊りが得意で豊かな感受性と音楽の素養に恵まれた民族なのかもしれない。夜に街を少し歩いた。街の中心では通りが美しくライトアップされていた。