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海抜5千mの扎瓦拉峠を越え巴搪、理塘へ
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冷谷寺から格聶神山を右手に見ながら進むと熱梯河谷という草原の谷に出る。谷の向こうには格聶(グニエ)神山の雄大な姿が見える。その景観に感動しながら進むと格聶南線は峠に向かう。海抜4815mの勞者龍巴(ラオツォロンパ)峠である。この峠で格聶神山とは別れを告げる。
勞者龍巴峠を過ぎると格聶南線は四川とチベット境界の巴塘(パタン)に向かう道と波密郷に向かう道に分かれる。波密郷を南に向かうと雲南省に入り香格里拉(シャングリラ)に行ける。巴塘への道を進むと格木村という戸数200戸ほどの小さな村に入る。
格聶神山がある甘孜藏族自治州は美しい雪山の宝庫である。最高峰の貢嘎山を初め、6千mを超える独立峰は4つあり、格聶神山は甘孜藏族自治州で2番目の高峰である。尤も前回紹介した康定空港の海抜すら4,000mを超え、6千mの高山が多数あるのも頷けるが。