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大興安嶺の秋5
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莫尓道嘎森林公園の総面積は45.5万haで、中国最大の国家森林公園である。そこには広大なカラマツの原生林が拡がっている。公園の中を観光小汽車が走り、線路はカラマツと白樺林の間をおよそ10㎞続く。カラマツ林の中、白煙を上げて走る蒸気機関車を見たかったが残念ながら蒸気機関車ではなかった。しかし、大興安嶺の中を汽車が走る風情を楽しめた。
莫尓道嘎鎮には、蒙古族、ツングース系の鄂倫春(オルンチュン)族と鄂温克(オウェンク)族、藏族、満族、俄羅斯(オロス、ロシア)族、朝鮮族、高山族、白族、土家族など14の少数民族が平和共存のもと暮らしている。蒙古族の部族は「旗」で区分けされ、それが市や地区の名称になっている。呼倫貝尓の四つの「旗」の中の一つの「旗」ではラクダの肉を食べ、そのミルクも飲む。また、同じ蒙古族でも衣装が違い、服装を見れば民族が解るという。