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錦秋の丹巴路を行く2
INDEX
- 錦秋の丹巴路を行く【八美から丹巴路へ】
- 錦秋の丹巴路を行く2【雅拉雪山を望む】
- 錦秋の丹巴路を行く3【紅葉の丹巴路1】
- 錦秋の丹巴路を行く4【紅葉の丹巴路2】
- 錦秋の丹巴路を行く5【四姑娘山の秋】
紅葉の山が迫り、谷間の水が輝き細い線となって流れている。その向こうに雅拉(アラ)雪山が見える。ただ茫然とその風景をいつまでも見ていた。雅拉雪山は海抜5,820mであるが中国では、登攀の困難な山の第二位にランクされている。頂上付近はほぼ垂直に近い氷の壁である。過去日本や英国、韓国の登山隊が登頂を断念した処女峰である。名前のように遠くからは“雅”に見えるその姿からは想像できない厳しさを内に秘めている。中国で登攀の困難と言われる八大山がある。八番目はチョモランマ(エベレスト)。七番目はk2のチョゴリ、六番目は南迦巴瓦(ナンジャパワ)峰、海抜7,782mでヒマラヤ山脈とタングラ山脈が交錯するヒマラヤ山脈東端にある鋭利な三角形の山。四川省の成都から国道318号を西に進みチベット自治区の林芝にあり、麓に壮大な雅魯藏布(ヤルチャンプ)大峡谷がある。五番目が貢嘎(コンガ)、4番目が雲南省の海抜5,596mの玉龍雪山、玉龍雪山は聖山でもありまだ誰も登っていない。三番目が雲南省最高峰の梅里雪山で6,740m、1991年には中日登山隊17人全員が遭難している。二番目が雅拉雪山で。トップはチベット仏教四大神山の風仁波斎(フェンレンポチ)、海抜6,638mである。