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室韋からロシア国境を黒山頭へ2
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- 室韋からロシア国境を黒山頭へ【室韋】
- 室韋からロシア国境を黒山頭へ2【904県道1】
- 室韋からロシア国境を黒山頭へ3【904県道2】
- 室韋からロシア国境を黒山頭へ4【904県道3】
- 室韋からロシア国境を黒山頭へ5【黒山頭】
室韋の街を後に、国境税関を見ながら904県道を南に向かった。草が刈り取られた後の牧場の茶色い大地がどこまでも続いている。右側に額尓古納河を見ながら地平線の向こうまで真っ直ぐ伸びている道を進む。額尓古納河の川幅は狭いところでは50mほどで、夏なら泳いで渡れそうな近いところにロシアがある。さらに進むと額尓古納河は湿地帯を形成しながら蛇行して流れる。
904県道でひときわ目立つのは牧草を刈り取った後、それを丸く大きな円筒状にして保管している風景である。広い牧場の中に点点とそれが置かれている。道を走っているとその牧草を山のように積み、道幅いっぱいに走るトラクターとよく出会う。ふと馬や牛や羊は緑の牧草と刈り取った後の牧草のどちらを好むのだろうかと思った。もちろん青い新鮮な草の方だろうと思うが、馬や牛に聞いてみないとわからないか。あるいは干草は干芋のように美味しいのだろうか。