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心中の日月2

雲南省

第5回-2

シャングリラ2

INDEX

  1. 心中の日月【シャングリラ1】
  2. 心中の日月2【シャングリラ2】

シャングリラは海抜3,300mの高地の街で、街の中心に藏族の独克宗(トゥクツォン)古城がある。古城は中心にある迪慶亀山公園を囲むように拡がる。その公園には世界最大、高さ21m、重さ16トンの仏教の転経筒(テンキョウトウ、マニ車)がある。参拝者が“消災祈福”“吉祥如意”をとなえながら転経筒を回している。亀山公園のマニ車は一回りで124万回の念仏を唱えたことに相当するという。その声が渦巻きながら天に上り、さらに地下のシャンバラにも響き渡って行くのだろうか。
古城街の丘の上に不思議な存在感を与える廃寺があった。あたかも自分を忘れないでほしい。そんな言葉を発しているような廃寺だった。この廃寺こそシャンバラへの入り口ではないのだろうか。ふとそんな気がした。古城街には古民家を利用した雰囲気のある民宿も多い。民宿で泊り、夜中に目覚めるとベットの真上のガラスの天井窓いっぱいに星が輝き、流れ星が窓を横切った。夢の続きを見ているような体験だった。

旅案内

シャングリラの古城街は2014年の大火でその多くが消失した。しかしなお浄土の雰囲気が多く残る。廃寺や古い土の家を利用したバーがこの街にはよく似合う。ヒマラヤ音楽のバーもあった。外国の旅行者だけでなく中国の若者もシャングリラに惹かれてここで暮らす。ふと入った喫茶店で働く女性は上海から来ていた。時間に束縛されずヒマラヤ音楽を聴きながらシャンバラ文化に浸って悠久の時間を楽しむ。シャングリラはそんなところなのだと思う。

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