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心中の日月
INDEX
- 心中の日月【シャングリラ1】
- 心中の日月2【シャングリラ2】
香格里拉(シャングリラ)は迪慶蔵(ティチンチベット)族自治州にあり、藏語で“心中的日月”、心の中の太陽と月の意で、シャングリラの街は“月光城”と呼ばれる。
シャングリラの総面積は11,613㎢で秋田県や岐阜県とほぼ同じ面積。4つの鎮とその下に58の村があり、総人口は175千人ほどで藏(チベット)族、納西(ナシ)族、白族など10の民族が暮らす。雪山、峡谷、草原、高山の湖、原始林に囲まれた盆地のシャングリラはそこで暮らす藏族にとって浄土のようなところで、チベット仏教「カーラチャクラ・タントラ」の香巴拉(シャンバラ)精神、香巴拉文化を脈々と受け継いでいる街である。シャンバラはチベット語で「幸福の森」でチベット仏教の理想の浄土、仙境である。シャングリラはチベットへの茶馬古道の要衝にあり1300年の歴史がある。シャングリラの街を見下ろす丘にチベット仏教寺院がある。そこから見た街は眞に大きな七つの山々に囲まれ中央に蓮の花が描かれたシャンバラの地、そのもののようだった。丘の上からシャングリラから200㎞ほど北に聳える海抜6,740mの梅里雪山が見えた。そこにはさらにシャンバラの世界が拡がっているのだろうか。梅里雪山の麓に雨崩という村がある。あらためて訪れようと思っている秘境である。