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景観国道317号を行く5
INDEX
甘孜を過ぎ東に向かうと国道沿いにカ薩湖がある。海抜3250mにあるカ薩湖を過ぎると炉霍の街に入る。炉霍の街から国道は北に向かい翁達で色達への分岐がある。色達に向かえば有名な五明佛学院に行ける。五明とは五つの学を明らかにする、の意味。ただし外国人が色達に入るには制限があるようだ。
このあたりの緯度は上海と同じ、日本の鹿児島、種子島と同じくらいである。自然条件が厳しいのでもっと北かと思うが以外と南にある。同じ緯度を西に向かえば、中国とインドの国境に着く。その途中にはチベット自治区の高原地帯が広がり、揚子江(長江)やカンボジアとベトナムを流れるメコン川、ミャンマーから海に注ぐタンルイン川などの源流域がある。揚子江、メコン川、タンルイン川の上流はそれぞれ金沙江、ランファン江、怒江で雲南省の北の狭い地域を通り、三江併流と呼ばれる。(感動中国100、6回)
上海からインド国境までの距離は約3700㎞。このあたりは、その中間地点になる。
国道沿いの丘に登ると川沿いの木が紅葉に染まり、雄大な景色の向こうに甘孜県城方面からの道が見えた。