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“天井図画”の奇岩の地3
INDEX
黄山の北方に聳える丹霞峰と西方の石人峰、石柱峰の間には西海大峡谷と呼ぶ深い谷がある。絶壁につくられた狭いコンクリート階段の周遊道を1時間半ほど、下ると谷底と山の上を結ぶケーブルカー駅に着く。帰りはどうやらそれに乗らないと山の上には戻れないようである。西海大峡谷を下る道は絶景で迫力がある。谷底に吸い込まれそうな感覚で下っていく。絶壁に杭を打ち幅1mほどの階段がつくられている。手すりもあるので安心して降りていけるが、みんな手すりにつかまりながらゆっくりと降りている。眼下には線路を昇り降りするケーブルカーが見えている。それはまるで谷底から急な岩山を一気に駆け上るエレベーターのようなケーブルカーである。