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母なる黄河を渡り国道345号を行く7
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瑪曲の近くの甘南瑪曲娘瑪寺に世界最大と言われる高さ50mの転経筒があった。雲南省のシャングリラにも大きな転経筒があったがここはそれを上回る大きさだそうである。内部には西蔵仏教の経典11万冊が治められている。
阿壩の街の近くで茶色い色の西蔵風民家が並ぶ集落があった。周囲には菜の花が咲き始め、茶色い壁の家と菜の花の黄色、まだ色づいていない緑の畑、その向こうの山々、美しい田園風景が拡がっていた。沿線の小さな町で蘭州の有名な牛肉面の店があり食べた。独特のスープの味で甘粛省の匂い、雰囲気が伝わり、いつ食べても美味しい。そういえば今は南の広東省の広州から北の甘粛省の蘭州まで高速鉄道で繋がり、その開通時には「朝に広州で飲茶、夕に蘭州で牛肉面」の言葉が交わされた。阿壩の街に着いた。街の店の看板はチベット語と漢語で書かれ、中にはチベット語だけの店もあった。明日はあこがれていた連宝叶則、年保玉則に入れると思うと心が踊る。