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母なる黄河を渡り国道345号を行く6
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久治から東南方向の四川省の阿壩藏族羌(チャン)族自治州の阿壩の街に向かう。阿壩を西南に行けば壌塘西蔵仏教の著名な高僧 zhongran laxiri 仲然拉西日が創建の800年以上の歴史がある覚嚢派の中壌塘(zhon rang tang)寺がある。近くにはチベット族の聖山、香拉東吉聖山5178mが聳える。さらにその西には、1880年に寧瑪派の僧が創建した“日追”(修行センター)があり、1985年にそこに仏典学校がつくられた。現在は喇栄寺五明佛学院 として2000人以上が学んでいる。学院を囲み、山一面に学徒が宿泊する家々が軒を連ね、独特な景観の丘が見られ、その景観はよく中国で紹介される。阿壩に近づくにつれ草原に黄色や薄いピンクの花がたくさん咲いていた。道端には青、黄色、赤で彩色した三角の石積みがあちらこちらに見られる。それは空、地、火を表わし祈りの石積みなのだろうか。