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“雪嶺雲杉”の原始杉の故郷
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- “雪嶺雲杉”の原始杉の故郷【庫爾徳寧1】
- “雪嶺雲杉”の原始杉の故郷【庫爾徳寧2】
誰が詠んだのか知らないが、クルトニンを詠んだ詩がある。「齊齊的林綫下是郁郁葱葱 五顔六色的光芒」(整然と木が茂った林の下には草木が繁茂し、色とりどりに光を放っている)。さすがに中国は何千年の漢字の国。郁郁葱葱や五顔六色でなんとなくその意味がわかる。また郁郁葱葱(ユーユーコンコン)の言葉を放てばなんとなく音に乗ってその様子も伝わってくるような気もする。
詩はさらに「湖中徘徊 詩情画意油然而生 日暮時分 夕陽如血 光移景動 山色朦 群山露紅 層林尽染」(湖を巡ると詩情と絵心が生き生きと湧きおこる、日暮れになると夕陽が赤く染まり、光が影をつくり山がぼんやりと見える 山々も森も紅く染まってゆく)と続く。
原始杉の林と草原が赤く夕日に照らされる時、クルトニンはどんな姿に変わるのだろう。それは「草原風光無限 美麗如画」(美しいこと絵のごとし)だそうだ。