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冬の恋情その3-5
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有名な哈爾濱の氷雪大世界を見学した。開園したのは1999年、今年は第25回を数える。その間、哈爾濱では国際氷雪節(国際氷雪フェステイバル)の催しが行われ観光客で賑わう。
広い会場には驚くような大きさと精巧な氷の建物が並んでいた。毎年、12月25日から2月28日の期間開催されるが、その年の気温などで変わるようだ。今年は12月18日開園、暖冬の影響だろうか2月15日に終了している。訪れた日もマイナス22度くらいで比較的暖かかった。
こんな大きなものをどのように作るのだろうと思っていたが、会場の横を流れる松花江の氷を縦2m、横1mほどの長方形に切り、トラックで会場に運び、金属の骨組みの周囲にクレーンで氷の塊を積み上げ、中に水を入れながら凍らせていくようである。使用する氷は10万㎥。祭りが終われば氷の建物を一気に壊していく。壊すときの映像があったがすごい迫力である。よく考えると、機械もクレーンもない大昔、山の上に何千㎞もの万里の長城を築いた偉大な民族、機械のある現代ではたやすいことなのかもしれない。