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世界の屋根と氷河6
INDEX
- 世界の屋根と氷河【帕米尓(パミール)高原1】
- 世界の屋根と氷河2【帕米尓(パミール)高原2】
- 世界の屋根と氷河3【帕米尓(パミール)高原3】
- 世界の屋根と氷河4【盤龍(パンロン)古道】
- 世界の屋根と氷河5【慕士塔格(ムスタク)氷河1】
- 世界の屋根と氷河6【慕士塔格(ムスタク)氷河2】
氷河の上を歩きたくなり、湖の上の山に登った。山の上から見る湖と氷河、慕士塔格(ムスタク)峰の頂上に向かい長く続く氷河はすばらしい風景だった。氷の張った白い池。青い水の池、対照的な池の向こうに氷河が拡がり、それは生き物のように、麓の山を飲み込んでいくかのように長い舌を伸ばしていた。
麓から見ると慕士塔格(ムスタク)峰はなだらかな稜線が続き、おだやかな山に見えるが、見る場所で山容は変わる。慕士塔格峰は7546mの慕士塔格、7167mの喀喇崑崙山、7035mの熱徳納山、6884mの崗日嘎布山、6870mの念青唐古拉山の5つの峰からなる山である。