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失われた地平線を求めて3
INDEX
- 失われた地平線を求めて【シャングリラ郊外 松贊寺】
- 失われた地平線を求めて2【シャングリラ郊外 納帕(ナパ)海】
- 失われた地平線を求めて3【シャングリラ郊外 普達措(プタツゥオ国家公園)】
雲南省西北部、迪慶を流れる三江併流の金沙江は長江(揚子江)の上流域、欄滄(ランカン)江はメコン川の上流域の名前である。そこは中国でも有数の自然豊かな地で秘境が多い。北から海抜6,740mの梅里雪山、5,430mの白馬雪山、5,396mの哈巴(ハバ)雪山、5,596mの玉龍雪山など有名な山があり、哈巴雪山には登山者も多い。また豊かな雪解け水と氷河に刻まれた深い峡谷、大瀑布も多くまさに秘境である。そこにはチベット系の藏族、納西(ナシ)族、リス族が暮らしている。古来、茶馬古道を通りチベットとの交流も盛んで、バター茶や裸麦を炒めて粉末にしてバター茶を加えてこねたツァンパ、ヤクの焼肉などの食べ物があり、チベット文化が色濃く残る。シャングリラの街中から22㎞の郊外に総面積1,313㎢の広大な普達措(プタツゥオ)国家公園がある。公園には属都湖と碧塔湖の二つの大きな湖があり湖の周囲には遊歩道が整備されている。また近くには土地の人が“神瀑”と呼ぶ“七彩瀑布”がある秘境の“尼汝”(ニイル)がある。湖の周辺を散策していると三江併流の真っただ中にいることが実感できる。