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康定情歌の故郷を行く3
INDEX
- 康定情歌の故郷を行く【康定の街と康定空港】
- 康定情歌の故郷を行く2【木格措その1】
- 康定情歌の故郷を行く3【木格措その2】
- 康定情歌の故郷を行く4【紅海子と峠の紅葉】
康定情歌の第4節は「世間溜溜的女子任我溜溜的愛喲」と歌われている。どういう意味だろうか。溜は“すべすべした”、“なめらか”、また“とても”という意味もある。
世の美しい娘さん一途な愛を求めなさい、一途に愛しなさい・・という大らかな心を歌っているのだろうか。木格措の水は雪解け水で冷たいのだろう。その雪解け水で康定の娘さんはきっと滑らかな肌になるのだろう。冷たい雪解け水で湖面には常に霧が発生し、私が訪れた時も最初は霧で何も見えなかったが、舞台の幕が開くように霧の間から山々が姿を見せた。
昔から木格措では霧中の舞台で土地の若者は歌い、踊り楽しい青春のひと時を過ごしてきたのだろう。湖畔には海岸のような砂浜があった。「愛情灘」と呼ばれている。西蔵族の恋人同士はそこで愛を語った。