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康定情歌の故郷を行く4
INDEX
- 康定情歌の故郷を行く【康定の街と康定空港】
- 康定情歌の故郷を行く2【木格措その1】
- 康定情歌の故郷を行く3【木格措その2】
- 康定情歌の故郷を行く4【紅海子と峠の紅葉】
四川省の西方の西蔵高原を旅していると湖畔や河畔、道端に「石積み」の風景が見られる。大きさはまちまちで、人の背丈ほどの石積みもあれば、もっと小さな石積みもある。瑪尼堆(マニート)と呼ばれ、穢れを祓い、邪を鎮める魔除けで、小さな「神山」でもある。六文字の西蔵仏教の真言や神像図案が刻まれたものもある。また色付けされている石積も見られる。もしその石を持ち去る人がいれば、他の人の福を奪い、同時に自らにも悪い運をもたらすという。
木格措から塔公鎮に向かう途中、峠では美しい紅葉が最盛期を迎えていた。途中、雅拉雪山を望む海抜4,100mにある湖「紅海子」に寄った。だがあいにく湖は霧で覆われて雅拉雪山は雲の中だった。「紅海子」の岸辺にも湖を守るようにマニートがあった。